先月ネットでニュースを見ていて、ふと目についた記事がありました。

低迷する国内マンション市場だが、独身女性向けマンションに限っては例外だ。

三菱地所は新築マンション購入に占める単身男女の比率が今年に入り逆転、11

月末時点で単身女性9.1％、単身男性8.2％になった。2002年度末の比率は4％

と4.3％だった。

不動産業界でも、単身女性を中心とする小世帯向けマンションの供給に力を入

れる。

東急不動産は女性向け「クオリア」シリーズの10年度の発売戸数を前年度比約

7割増の100戸程度に増やす計画だ。

三井不動産は独身女性や小世帯向けのマンションを08年度から投入。

08年度には約100戸を販売したが、09年度と10年度にはそれぞれ150戸前後

に増やす計画だ。

立地は通勤や生活に便利な都心エリアが中心で、購入者の5割が単身女性とな

っている。

野村不動産グループのマンション販売会社、野村不動産アーバンネットでは単

身女性向け部門「ノムコムウーマン」で女性営業担当者数を03年のスタート

時から現在までに3倍の24人に増やした。

（2009/12/9　sankei Bizより抜粋）

当社のお客様の中にも、独身のうちにマンションを購入されている女性の方は

多くいらっしゃいます。

その中の一人で、看護師の資格を持ち、現在医療の第一線で活躍中の30代の

Ｙさんは、当社のセミナーに参加された時には、既に渋谷にご自身のマンショ

ンを所有していました。

セミナーに参加された際に個別相談をご希望されたのですが、その相談内容は

今住んでいるマンションに関することで、将来結婚などで引っ越しをした場合

にそのマンションをどのくらいの家賃で貸せるのか、また管理はどのようにす

れば良いのかということでした。

当社からは賃料相場などの当該エリアに関する情報や、ローン残高なども加味

した返済シミュレーションの作成、賃貸管理システムに関してなどをご説明し

たところ、Ｙさんは、

「ローンの返済をしても、月々こんなにプラスになるとは思ってもみませんで

した。」

「管理会社に全て任せられるなら安心して賃貸に出せそうです。」

と、賃貸に出した場合のメリットや、手軽さを実感されていました。

Ｙさんの場合、もともとは自宅を賃貸に出した場合のご相談だったのですが、

このご相談をきっかけに新たに賃貸物件を所有するということにも興味を持ち

始め、自分の将来のためにと、現在はご自宅以外に2物件を所有されています。

このような事例は他にも多数あります。

女性が社会にどんどん進出しているこの時代、結婚相手の稼ぎを頼りにするの

ではなく、「自分のことは自分で」と考える自立した女性が増えているのでしょ

う。

結婚前にマンションを買っておく、なんてことが女性のステータスになる日も

来るかもしれませんね。