不動産の基礎知識

2015-12-25

進むローン商品の差別化!金利優遇キャンペーンも!!

史上最低の低金利がいまだ続いていますが、投資用ローンを

取り扱う金融機関が増え続けている現在、他社との差別化を

図るために、商品に付加価値を付けているのをご存知ですか?

 

今から10数年前、あるノンバンクの金利は3.175%。

当時はかなりの低金利と認識されており、投資用物件を購入

した方は、その金利に満足していました。

 

投資用マンションローンを取り扱っている金融機関の数は今ほど

多くはなく、ジャックス・オリックス(現オリックス銀行)が

メインで、あとは数社程度が融資を行っていました。

 

しかし、ここ数年で状況は大きく変わりました。

 

ノンバンク系と言われる金融機関の参入はもちろんのこと、ネット銀行

や外資系金融機関なども投資用マンションローンに参入し、以前は

なかなか利用できなかった、国民生活金融公庫などは、事業用資金と

して不動産に対する融資を積極的に行ったりと、金融機関の選択肢が

増え続けています。

 

東京リバックスでも、今年に入ってから新たな金融機関との提携が

はじまり、その他の金融機関からも、提携に関する相談を受ける

ことが多くなっています。

 

これだけ投資用マンションローンに参入する金融機関が多ければ、

当然のごとく、顧客獲得競争が激化します。

 

競争が激化すれば、金融機関はどうすると思いますか?

一般企業と同じように、自社の商品に付加価値を付け、差別化を図ります。

 

例えば、「訴求効果が高い商品を」との観点から、団体信用生命保険に

「3大疾病+5つの慢性疾患」と診断されてしまった時のために、

働けない期間を保証してくれる所得補償保険をセットにしたものや、

介護保険をセットにできる商品の他に、繰上げ返済手数料を無料に

するなど、借り手側にメリットがあるようなサービスを提供しています。

 

そのような中、ごく稀に、金利優遇キャンペーンを実施する

金融機関もあります。

 

いま現在だと、三行の金融機関がキャンペーンを行っています。

 

〇イオン銀行(ジャックス保証)2016年3月末実行分まで 金利:1.975%

〇ソニー銀行(ジャックス保証)2016年4月末実行分まで 金利:1.8%~

〇東京スター銀行       2016年3月末実行分まで 金利:1.751%

 

※ソニー銀行は変動金利と固定金利の選択が可能です。

 

「実行分」のみが優遇金利の対象となりますので、キャンペーン

終了間際に申込をしても、その金利は適用されません。

手続きの関係等により、終了月の月はじめまでにローンの申込を

していることが条件になりますので、ご注意下さい。

 

ここ最近は、「過去最低の金利」という言葉をよく耳にしますが、

キャンペーンを利用することによって、さらに低い金利を勝ち

取ることも可能です。

 

但し、上記の金融機関は、各金融機関が提携している不動産会社が

販売する売主物件のみに融資を行っていますので、物件を購入する際

には、複数の金融機関と取引のある会社から購入するのがいいでしょう。

 

もちろん、仲介物件しか取り扱っていない不動産会社は、

そもそも上記の金融機関と提携していませんので、利用ができません。

 

利回りが同じ物件でも、金利によって月の収支は相当額の差が

出るうえ、先々の収支にも影響を及ぼします。

 

物件や利回りも重要ですが、金融機関の選定やローン商品を

複数から比較検討できる不動産会社から購入することをおすすめします。