不動産の基礎知識

2011-03-18

『地震後におけるLALLグループの取り組み』

東北地方太平洋沖地震で亡くなられた方のご冥福をお祈りすると共に、被災さ

れた皆様に心からお見舞い申し上げます。

一日でも早い復旧・復興をお祈りいたしております。

 

3月11日は地震の影響により、東京をはじめ関東全域でも強い揺れがありま

した。

当社はビルの8階に入っているため、結構な揺れを感じましたが、怪我人が出

るなどの被害はありませんでした。夜は都内の交通機関がマヒしていましたの

で、帰宅できる社員は徒歩で帰り、家が遠い社員はほとんどが会社に泊まるこ

とになりました。

 

12日も交通機関に乱れがありましたが、当社が属するLALLグループでは

不動産運用事業部門の社員を総動員し、販売した分譲マンションならびに管理

委託マンションの安全確認、被害状況調査の対応を進めました。

 

具体的な作業としては、全棟エレベーター点検とその復旧作業、停止ガスメー

ターの復旧作業、それに並行して物件の外観目視点検と入居者の方の安否確認

です。余震も続いていますので、各物件への注意喚起や掲示等も合わせて行っ

ています。

 

入居者様からは「ガスが使えない」「トイレタンク、便器から水があふれた」

というお問い合わせがありましたが、いずれもすぐ対応することができました。

幸いにも当グループで販売、管理を行っているマンションにおいては、入居者

様の生活に大きな支障が出ているとの連絡は入っていません。

 

しかし、まだ何が起こるかわからない状況ですので、当グループで賃貸・建物

管理を行っているシイ・アイ・シーでは、提携緊急対応会社と共に24時間体

制で入居者様のお問い合わせに対応しています。

 

建物の被害に関しては、一部タイルが剥がれていたりヒビが入っていたりしま

したが、いずれも軽微なものでした。

当グループが建物管理を行っている物件については、調査報告書をまとめ管理

組合に報告し、修繕に関わる作業に入っていきます。

当グループで建物管理を行っていない物件については、外観目視点検に加え建

物管理会社に連絡をして被害状況を確認しました。作業状況としては当グルー

プと同様のようです。

 

入居者様の安否確認とマンションの建物状況の確認を行った後は、随時オーナ

ー様に連絡を取り現状報告を行っています。

当グループはマンションを販売・管理する会社として、非常時もそうでない時

も、オーナー様の物件の維持と入居者様の生活の安全に努めていきます。