不動産の基礎知識
2010-12-03
『マンション経営、いつ始めればいいの?』
リバックスでは毎月『マンション経営セミナー』を開催しておりますが、そこ
にご参加いただく皆様のご年齢層は、下は20代から上は80代と、実に幅広
いものになっています。
当社としましては、マンション経営の裾野が広がってきたことを大変嬉しく、
またありがたく思っていますが、当の本人であるお客様方は、「まだ早すぎる
かな」とか「もう手遅れかな」といった自問自答をしながら、やや不安なお気
持ちでご参加いただいていることが多いようです。
結論から言いますと、マンション経営は全てのご年齢の方に有効だと思います。
特に中古であれば、皆様の目的やご予算に合わせて、また物件やエリアのお好
みなどを考慮しながら多様なご提案が可能です。
そこで、各年代の皆様へのワンポイントアドバイスになればいいな、という思
いで以下少し記させていただきます。
◆20代
早すぎると思いますか?
でもローンを活用したマンション投資は「時間に仕事をさせる」のがポイント
ですので、まったく問題無いどころか、早いスタートは将来の拡大のためにも
良いことだと思います。
ただ、遊び盛りの年代でもありますので、車や洋服の購入をセーブして頭金部
分の貯金を貯めるには、明確な目的や強い意志が必要でしょう。
また、ローン枠の獲得にあたっては、年収もさることながら勤続年数などの諸
条件も審査の重要なポイントになってきます。
社会的信用は一朝一夕ではできない訳で、暮らしの戒めになりますね。
◆30~40代
仕事が忙しく、既婚者であればお子様にお金がかかる時期でもあり、「投資な
んてとんでもない!」となってしまっても何の不思議もない年代ではあります
が、当社で一番お客様の多い年齢層です。
様々な負担がありますが、それ以上にご家族やご自身の将来を真剣に考える時
期でもあり、またそういった方々が増えてきていると実感しています。
そして実際、この年齢層の皆様はローンによる調達の観点から見ましても、ロ
ーン期間は十分確保でき、信用力も充実しているケースが多いといった状況で
あり、マンション経営スタートに最適な時期の一つだと思います。
コンパクトな1Rマンションであれば購入後に手間はかかりませんし、中古物
件であれば毎月の収支も負担にはならないはずです。忙しく、未だ資産形成中
のこの年代の方々にも、中古マンションはとても効果的です。
◆50代
この年代の皆様の一番の目的は、やはり「リタイア後の準備」です。
残りの現役期間や手元資金、予定している退職金などを考慮して、様々な返済
シミュレーションを検証することになります。
定年後の負担を軽減するには、残り少ない現役時期にある程度の負荷をかける
必要が出てきますが、ここでも中古物件の「価格の手頃さと収支率の良さ」が、
ご決断の後押しをすると思います。
◆60代
この年代では、当然退職金の運用がメインイベントだと思います。
現金購入の際は、マンション経営の大きなメリットの一つでもあります“レバ
レッジ”は使い損ねることになりますが、それでも不動産という最も実体のあ
る対象に資産を置き換えることの意義は大きいと思います。
この不透明な時代の中で、慣れないハイリスク・ハイリターンの運用に乗り出
すのは勇気が必要です。かと言って預貯金は歴史的低金利で、元金を取り崩し
ていくことになります。
貯蓄した果実がだんだん減ってゆくのを眺めて暮らすのは心細いですが、果実
のなる木自体を持てばどうでしょう。
継続する賃貸経営はそういった安心をお届けします。
◆70代~
この年代ではもちろんご自身にも貢献しますが、お子様やお孫様のために、と
いう目的でのご案件が非常に多いです。
相続時の節税を考えても預貯金を不動産に転換するのは有効です。
一方で相続後の分配が円滑にゆくよう、予算は幾らで、何戸あった方が良いか
といったことも考慮する必要がありますが、必要に応じて価格を選択できる中
古物件はこのようなご案件でも効果を発揮します。
また、頭金はご提供しながらローンはお子様自身が組むといった共同作戦もよ
くあるご相談です。
非常に有効だと思いますが、主体がお二人になりますので、事前にご意見の擦
り合わせを十分なさっておくことがポイントになります。
以上、ご投資家の年代別マンション経営の考え方を概観してきましたが、これ
らは一般的なイメージであり、実際には更に個人個人の状況に合わせた様々な
ニーズや手法があります。
私どもリバックスでは、物件選定の自由度が高い中古物件を活用することによ
り、可能な限りきめ細かく皆様のご要望にお応えしていきたいと思っています。