不動産の基礎知識

2009-08-28

『マンションの老朽化に関する考察』

これからマンション経営をお考えか、または既に始めている方であれば

▼マンションが古くなったらどうなってしまうんだろう?

▼空室にはならないのか?

▼家賃は下がらないのか?

といった疑問や不安を一度は感じたことがあるのではないでしょうか。

今回はそういった「マンションの老朽化」について考えてみます。

 

JR四ツ谷駅の四ツ谷口から出て、外堀通りを防衛省方面へ5分ほど歩い

ていくと左手一帯が本塩町です。そして外堀通りから少し入ったところに

「四谷コーポラス」

というマンションがあります。

 

「四谷コーポラス」は、

NICOSで知られる日本信販の不動産関連グループ会社である日本開発㈱が

昭和31年に建設した民間による分譲第一号のマンションです。

 

御歳53歳になるこのマンションは、

現在もほぼ空室なく稼働しており、著名人も多く入居しています。

良質な入居者や管理が維持されてきたであろうことは、このマンションが

古くなってなお、趣深い味わいを醸し出していることからもうかがえます。

 

他にも、

■公的分譲住宅の第一号である宮益坂アパート(昭和28年築)

■民間初の高層マンションである東急スカイライン(昭和32年築)

■東京オリンピック開催中に完成したビラ・ビアンカ(昭和39年築)

などが築年数の古いマンションとして有名で

どの物件も築40年あるいは50年を超えた現在も、現役で稼働しています。

 

古くなったマンションはどうなってしまうんだろう?

という疑問や不安への解答の一つがここにあります。

 

これらのマンションが、

現在でもしっかりと賃料収入を稼ぎながら稼働し続けられる最大の理由は

やはり世界有数の大都市で、賃貸需要の旺盛な『東京』という立地に建設

されたことにあると思います。

 

さらに現在東京では、

  • 第二東京タワーの建設
  • 羽田空港の新滑走路建設のための拡張工事
  • 東海道新幹線の開通による品川駅周辺の開発
  • 東急電鉄による渋谷駅周辺の開発 など

7大副都心を中心に数多くの大規模開発が進行中です。

それに伴い、東京は今後ますますの発展をとげていくことが期待されます。

 

統計上でも、東京には全国の製造・卸売・小売・飲食企業の約2割が集まり

(いずれも全国の中で最も多く、他の大都市の1.5倍~2倍の割合です)

大学生数も約46万人と、第2位の京都の約4倍が集中しています。

また、日本の総人口が減少する中、東京の人口は増加し続けています。

 

つまり、「安心してマンション経営ができる」ということについて他の地域

に比べてますます東京が優位になっているわけです。

 

他の運用商品と比べて、「入居者がつくか、つかないか」という非常にシン

プルな仕組みのマンション経営は、【立地の選定】が極めて重要になります。

 

「四谷コーポラス」のように、

50年先、60年先までしっかりしたマンション経営ができることは

お客様にとっても、また紹介をする私どもリバックスにとっても理想です。

 

それを目指してリバックスは

これからも東京の厳選した優良物件の紹介に努めていくつもりです。