不動産の基礎知識
2011-07-30
『リスクを知れば安心できる!~始めてみようマンション経営』
■不動産投資には「リスク」がある
マンション経営が投資である以上、大なり小なりのリスクがあることは否めま
せん。
それは不動産投資のガイド本でも紹介されていますし、きちんとセミナー等で
説明してくれる会社もあると思います。
話題づくりのために、ことさらにリスクに対する不安をあおるような書き方の
本もありますし、逆にお客様には余計な不安を持ってほしくないということで、
ひたすら大丈夫です、と言う会社もあるでしょう。
しかし、リスクを十分に知り、その要因と対処法を十二分に理解することで、
得られる安心もあるのではないでしょうか。
■決断できなかったAさん
59歳で当社のセミナーに初めて参加されたAさんの不動産投資の目的は、ご
定年間近ということで、年金の補てんとご子息様に残してあげられる資産作り
でした。
セミナー後の個別相談会にて、数字上での希望条件に当てはまりそうな物件を
紹介したところ、すぐに見学に行きたいということでそのままご案内しました。
その時は物件近辺だけでなく、周辺もじっくり見学され、物件の雰囲気や立地
条件、周辺環境まで気に入られたご様子でした。
また、ご年齢の点から少々困難が予想された融資ですが、金融機関の回答が思
っていたよりもよかったため、条件を元に資金計画を打ち合わせした結果、月
々のご負担が約1万円で運用できるプランが出来上がりました。
物件を含め当社の提案には納得されていましたが、この日はご決断されず、1
週間後にご連絡をいただく約束をしたのです。
それから1週間後、ご意向を確認するべく連絡させていただいたところ
「まだ決断できないからあと1週間待ってほしい」
とのお返事でした。
そしてこの後、Aさんからさらに1週間待ってほしいと言われたのでした。
■あえて「不安」と向き合う
トントン拍子で物件や資金計画を決められたAさんが、最後の決断を躊躇われ
る背景には、何か大きな不安を抱えているのではないか・・・。
このように考えた私たちは、Aさんにお仕事が終わってから時間を取っていた
だき、話を進める、進めないを抜きにしてお話を伺うことにしたのです。
すると、物件やプランは気に入っているものの、空室リスクをはじめとするい
くつかの不安要素がどうしても拭いきれない、加えて奥様が今回の話にはあま
り賛成していない、この2点が気になってご決断ができないということでした。
そこで私たちはこの不安要素を拭い去るべく、再度リスクに関してしっかり説
明させていただきました。
賃貸物件である以上、「空室リスクが100%ない」などという物件はもちろ
んありません。長なり短なり空室期間が必ず発生する以上、それをあらかじめ
長期資金計画にも織り込んでおく、といったポイントをお伝えしました。
また、立地条件や周辺相場と家賃設定との対比から、検討中の物件は長期間空
室になることが考えにくい物件だったため、どうしても不安なのであれば「家
賃保証システム」の利用を考慮したらどうかとご提案し、そのシステムの内容
を詳しく説明させていただきました。
結果、Aさんの空室リスクに対する不安は拭いさられたようでした。
もう1点の不安要素である奥様の反対ですが、私たちから奥様にしっかりと説
明させていただきますとご提案したところ、Aさんご自身が説明するから大丈
夫ということでしたので、奥様ご賛同の結果待ちとなりました。
それから2週間、Aさんからのご連絡はありませんでした。
奥様のご説得は無理だったのかな・・・そう思い始めた矢先のことです。
「嫁は説得したから物件を紹介してくれ!」
というご連絡をAさんからいただいたのでした!
■安心の「再始動」
当初ご紹介して気に入られていた物件はすでに販売終了となっていたため、改
めてAさんがお休みの日に別の物件を紹介することになりました。
今度は奥様もご一緒に物件見学をされ、私たちから直接奥様にマンション経営
の仕組みや、物件について説明させていただきました。
事前にAさんが十分に説明されていたこともあって、数点ご質問をされただけ
で、その日の内にスムーズにご契約まで進むことができました。
初めてお会いしてから最後のご決断まで半年近く悩まれていたAさんも、スタ
ートして数年が経過した今では、「始める時は不安が先行してすごく勇気が必
要だったけれど、今は聞いていたようにちゃんと管理してくれているし、賃貸
も問題ないし、あの時決断して本当に良かった。」とおっしゃっていただいて
います。
不動産投資にはもちろんリスクがあります。
リスクに対する不安が解消できないのはリスクの程度がわからないからであっ
て、何がリスクなのか実体がわかると意外と簡単に解消できてしまうものです。
もし金利の上昇が不安ならば、金利が上昇した場合に返済額がいくらまで上が
るのか計算する。
空室が心配ならば、空室率を割り引いた賃料で計算したり、家賃保証にした際
の賃料で計算したりする。
すると、これまで何となく不安に感じていたリスクの実体が見えてきて、現実
的に検討可能かどうかが判断できるようになります。
私たちは、セミナーや個別相談を通じて、皆様が不動産投資に対して明確な判
断ができるようにリスクをしっかり説明しています。
何となく不安に感じること、気掛かりなことがありましたら、一人で悶々と考
えずにお気軽にご相談ください。
そしてリスクの実体がわかり、許容範囲内であると判断できたならば、少しだ
け勇気を出して、不動産投資スタートへの第一歩を踏み出していただきたいと
思います。