不動産の基礎知識

2010-03-05

『春に不動産投資の社会的意義を思う』

3月に入りましたが、この時期は賃貸部門の繁忙期で、当グループの賃貸管理

会社も連日大わらわの状態です。

景気低迷で人の移動が若干低調だと言っても、やはりこの時期は別格です。

 

そして、移動の中心は新社会人や新大学生といった若者たちです。

期待と不安の中、先ずは新生活の拠点たるお部屋探しが東京での最初の活動と

いうわけです。

 

彼らは東京で、機動的に活動でき、その情報や文化に浸れるような良いお部屋

を探しますが、その前提として、当たり前ですがそういったお部屋の存在とそ

れを貸してくれる方の存在が絶対に必要です。

 

東京でのワンルームマンション投資は、もちろん投資ですから経済的利益を追

求しますが、同時に社会に無くてはならない仕組みだということです。

 

投資という言葉には、冷徹な、騙し騙され、といったイメージがあるかもしれ

ませんが、結局は人間の営みである以上は、自分だけ儲かれば良いといった傲

慢な手法やルールを無視したやり方は、短期的にはうまくいくことがあっても

長続きはしません。

 

長期安定的な投資を目指す際には、それが「皆の役に立っている」とか、「暮

らしに不可欠である」といった要素は最強のものではないでしょうか。

 

企業などを見ても、強引な買収を仕掛けたり、粗悪な商品を高値で売り付けた

り、といった手法はいずれ破綻しますが、消費者の支持を受け、皆に愛されて

いるような商品や企業は永続しています。

 

マンション投資は長期投資が基本だと思います。

そして、長い投資期間の中では、合理的な売却タイミングでもないのになぜか

不安になったり、面倒になったりといった不合理な理由で売却しそうになるこ

とがあるかもしれません。

そしてたいがい、そういった場合の売却はあまりうまくいきません。

 

皆様には、そんなことのないように、ブレない泰然としたオーナー様でい続け

ていただきたいと思います。

 

そして、そのためには「マンション投資は社会的意義のあることだ」といった

至極当然のことが以外と頼もしい心の支えになる気がします。