不動産市況

2016-09-16

供給地区上位はあの街!首都圏投資用マンション市場動向

不動産経済研究所より、2016年上期と2015年の

首都圏投資用マンション市場動向が発表されました。

 

2015年の年間のデータは

平均価格:2,742万円(105.9万円/㎡)

平均専有面積で25.89㎡と前年に比べて0.5%ほど広くなっています。

 

2014年と比較すると平均価格で83万円、

㎡単価でも2.6万円上昇しています。

 

供給地区上位5地域

①板橋区:822戸

②江東区:817戸

③墨田区:518戸

④大田区:467戸

⑤豊島区:397戸

 

事業主ランキング

①エフ・ジェー・ネクスト

②青山メインランド

③TFDコーポレーション

④シノケンハーモニー

⑤木下不動産

 

2016年上期(1~6月)は、

平均価格:2,754万円(111.3万円/㎡)

平均専有面積は24.75㎡で2015年比3.3%の減少にも関わらず、

2015年と比較すると平均価格で45万円の上昇となっています。

 

供給地区上位5地域は

①川崎市川崎区:727戸

②品川区:417戸

③川崎市中原区:406戸

④墨田区:399戸

⑤練馬区:337戸

 

事業主ランキング

①エフ・ジェー・ネクスト

②シノケンハーモニー

③スカイコート

④木下不動産

⑤TFDコーポレーション

 

2016年の供給エリアは都区部17区、都下5エリア、神奈川6エリアとなり、

その中でも上記記載の5地域が全体の51%を占めています。

 

都心5区の供給が皆無という事はありませんが、供給があったとしても、

3,000万円台中盤の価格帯がメインになるなど、価格面での差が広がっています。

 

2010年に4,583戸まで販売数を減らした新築投資用物件でしたが、

2011年には5,000戸を超え、それ以降は5,000戸~6,000戸で推移

しています。

 

しかし、上記の供給エリアから見て取れるように、地価の上昇が顕著な

都心での新築物件の展開は難しく、供給エリアの郊外化は2016年も

引き続き続いているようです。

 

また供給されていたとしても、価格の高騰によって

表面利回りの平均は4%台です。

 

試に、弊社が昨年度(2015年4月~2016年3月)に販売した物件

の地域を集計してみました。

 

販売実績の上位5地域は

① 千代田区 14%

② 新宿区  14%

③ 品川区  13%

④ 文京区   9%

⑤ 港区    8%

 

弊社が取り扱っているのが中古のワンルームマンションということも

あって、新築の供給地区上位5地域と比べると、比較的人気のある

都心の物件を、皆さまにご提案することができました。

 

マンション投資と言えば、何よりも「立地」が一番重要です。

「立地」がその後の安定した収益を生み出してくれます。

 

日本全国のどこを見渡しても、東京都内より賃貸需要が

見込めるエリアはありません。

 

東京都内の投資用不動産を購入するのであれば、そもそもの供給数が

少ない新築マンションで検討されるよりも、中古マンションを適正な価格

で購入されることをおすすめします。