購入事例
2014-12-26
“不動産投資”最初の一歩の大切さ
今回は、1戸目を他社で2戸目を当社でご購入された
お客様(以降Mさん)についてお話しさせていただきます。
Mさんが当社のセミナーに参加されたのは約3年前。
既に1戸目を他社から仲介の取引で購入されていました。
当社のセミナーには「2戸目の物件を検討したい」という事でご来場いただき、
その後お打合せを重ね、セミナー参加の約1か月後に当社から2戸目の中古
区分マンションをご購入いただきました。
それからしばらくしてMさんから
「他社で購入した物件について相談したい事がある」
とのご連絡を頂き当社にご来社されました。
そのご相談というのが
「1戸目に購入した物件の管理を委託している賃貸管理会社が
信用できないので、賃貸管理を請け負ってもらえないか。」というもので、
詳しく話を聞いてみると、入居者が家賃を数ヶ月間滞納し続けた挙句、部
屋の一部を破損したまま夜逃げをしてしまい、その事後処理を巡って賃貸
管理会社と揉めていると言うお話でした。
弊社としては直ぐにでもお力になりたかったのですが、現状のままでは管理
を開始する事が出来ないため、従来の賃貸管理会社との揉め事をクリアにす
る為のアドバイスをさせていただき、その3ヵ月後、無事に当社グループ会
社であるシイ・アイ・シーに賃貸管理を移管する事ができました。
その後、この物件に関して詳しくお話しを聞かせてもらうと、
不動産投資から本来享受出来るはずのメリットがほとんど
抜け落ちてしまっている運用状況でした。
Mさんは当初、中古マンションの旨味である高い収益性を利用して、
「中古マンション4~5戸所有」を目標にしていましたが、販売会社
から斡旋された金融機関の金利が高いが故に想像していたキャッシュ
フローが得られず、逆に個人の融資与信枠までも圧迫され、目標を
実現するにはかなり厳しい状況でした。
また、購入後のフォローアップは皆無に等しく、賃貸管理の件も含め確定申告
もどうして良いのか分からずに自己流ですませていたため、当社から2戸目を
購入する際、申告書が税務署に受理されていないことが発覚。
すぐにMさんの担当営業マンがその事実を伝え、急いで修正申告の手続き
を行ってもらいましたが、結局、追徴課税を課され、本来であれば支払わ
なくて良いお金までも支払う羽目になってしまいました。
原因は税額の計算間違い。
Mさん自身、『何かあっても誰にも相談出来ず非常に心細い
思いをしていた』と今にも泣きそうにおっしゃっていました。
このような状況を踏まえたうえで当社としては、与信枠を圧迫している
1戸目の物件を売却し、与信枠を上手に使って金利の低い金融機関で複
数戸数所有することをご提案させていただきました。
Mさんはこの提案を快諾され、一つ目の物件は売却する事になり、
新たな物件を2戸所有する事ができました。
もちろん、確定申告書の作成方法も当社の勉強会でマスター。
毎年スムーズに申告書を作成しています。
現在では中古区分マンションを3戸所有しており、今後4戸目、5戸目と
目標に向かって増やしていく為の資金計画を練り直し中とのこと。
では、なぜMさんはこのような状態に陥ってしまったのでしょうか。
Mさんに1戸目を購入した経緯を聞いてみました。
答えは、
「書籍を出版している会社で、著者も不動産投資業界では有名な人だったから。」
Mさんは有名な方が勧めてくれている物件だから大丈夫だろうと
深く吟味する事なく、その方を信用して購入を決めたとのことでした。
この経験から、「有名な方が本を書いてセミナーを行っているからといって
安心してはいけないという事を勉強させてもらいました。」
とおっしゃっていました。
不動産投資を始めるには書籍やセミナーだけに頼るのではなく、ご自身の
意思をしっかり持ったうえで不動産投資の良きパートナーを見定めていく
事も大事な要素になりそうです。
色々と悩まれる事もあると思いますが、大事な一歩を踏み出すためには
信頼できる不動産会社、延いては人をしっかりと選定する事も大切なの
ではないでしょうか。
さて、隔週で皆様にお届けしてきたメルマガですが、この号が今年で最後
になります。2014年もたくさんのお客様にセミナーにお越しいただきました。
この場を借りて心から感謝申し上げます。
来年も皆様にとって有益な情報を発信していきたいと考えていますので、
引き続きリバックスをよろしくお願いいたします。
それでは、よいお年をお迎えください。