不動産の基礎知識

2010-04-16

『会社の近くで大規模再開発!』

今週の14日に、

 

東京急行電鉄と渋谷の東急文化会館跡地の隣接街区の権利者で組織する「渋谷

新文化街区プロジェクト推進協議会」が、現在開発を進めている「渋谷新文化

街区プロジェクト」の施設名称を「渋谷ヒカリエ」に決定したと発表した。

 

というニュースがありました。

 

当社のセミナーにご参加いただいている方は既にご存知かもしれませんが、こ

の開発は当社とセミナー会場が入っているビルのすぐ近くで行われています。

そのため、当社は特にこの再開発プロジェクトに対しての関心が高く、上記の

発表にも注目が集まりました。

 

この「ヒカリエ」という名称には「渋谷から未来を照らし、世の中を変える光

になるという意志を込めた」という意味があるとのことで、東急電鉄のホーム

ページには、「高さは約182.5m、地上34階・地下4階の超高層複合ビ

ルで、渋谷の街のシンボルタワーとして、「新たな価値を創造、発信していく

プラットフォーム」を目指す。」とあります。

 

併せて、同施設の中核となるミュージカル劇場の名称を「東急シアターオーブ」

に決定した、ともありました。東急シアターオーブは約2,000席の規模で、

渋谷ヒカリエの11階~16階にできます。

文化施設では他に、約1,000㎡と約300㎡のエキシビションホール、ア

ーティストの表現の場「クリエイティブ・ラボ」を開設するとのことです。

 

文化施設以外には、高層部(17階~34階)に総貸床面積が渋谷最大級とな

る約38,000㎡(=約1万1,500坪)のオフィスフロアができ、低層

部(地下3階~7階)には商業施設として東急百貨店が出店し、6階・7階は

カフェ&ダイニング空間ができるなどと目白押しです。

 

また、この開発に伴い、渋谷駅も様変わりします。

東急東横線と東京メトロ副都心線が2012年までに相互乗り入れを始めるた

め、新「渋谷駅」は地下化が予定されていて、建築家の安藤忠雄さんがデザイ

ンを担当し、3層構造の駅になります。

 

駅のイメージは「地中の宇宙船=地宙船」で、下層部のホーム頭上が大きな吹

き抜け空間となり、上層部の改札階などから下層部を見渡せるようになるとの

ことで、駅全体は「楕円のカプセル(=地宙船)が地下に沈んだような構造」

になるそうです。

 

こういった情報を見ていると、完成を想像するだけでもワクワクしてきます。

再開発エリアにはこれから人が集まってくるので、そのエリアへのアクセスが

いい路線や駅は、賃貸の需要が高まるだろうという予想が立ちます。

不動産投資を行う上で、再開発の情報は見逃せません。渋谷は今でさえ人が集

まるターミナル駅なので、さらに期待が高まっていくところです。

 

最近は東京スカイツリーとその周辺の開発が注目を浴びていますが、都内には

その他にも開発を進めていたり開発予定の場所があったりと、まだまだ目を向

けるエリアがあります。

 

なんといっても、世界の富裕都市ランキング(「The Wealth Report 2010」より)

で4位に入った、「世界の東京」です。まだまだ止まるところを知りません。

東京はこれからもますます進化していくことでしょう。