不動産の基礎知識
2013-12-13
新耐震基準、旧耐震基準とは?
今回は新耐震基準、旧耐震基準について
お伝えさせていただきたいと思います。
◆耐震基準の変遷◆
1950年~1970年 旧耐震
1971年~1980年 旧耐震(移行期)
1981年~現在 新耐震
1981年(昭和56年)に耐震基準が大きく改正され、
新耐震基準が誕生しました。
旧耐震基準は1981年5月以前に建築工事を着工した建物に定められた耐震
基準です。これは中地震(M5~7)を想定しており、震度5強程度の揺れでも
倒壊せず、破損したとしても補修することで生活が可能な耐震基準です。
新耐震基準は1981年6月以降着工の建物に定められたもので、
巨大地震(M8~)を想定しています。
震度6強~7程度の揺れでも倒壊しないような耐震基準になっております。
旧耐震基準の物件を見てみますと
不動産投資市場で取引されております価格帯で言えば1000万円以下。
設備で代表的なものと言えば3点ユニットバスやミニ冷蔵庫付き、
床はフローリングではなくじゅうたん、畳といった所でしょうか。
不動産投資を行う上で生命線の継続的な家賃収入、入居率、利回りはどうでしょうか?
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継続的な家賃収入:新耐震◎ 旧耐震○
入居率:新耐震◎ 旧耐震○
利回り:新耐震○ 旧耐震◎
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上記のように不動産投資物件でもこのような違いが御座います。
更に築年数(築15年以内、築15年以降)によって更に違いが出てきますが
今回はここまでにしたいと思います。
不動産投資物件にも種類が御座いますので目的、計画を決め物件選定をしてい
く事が不動産投資成功への近道になると思います。